給湯器で沸かしたお風呂のお湯が白く濁る、あるいは白く濁って見えるという経験はありませんか?給湯器の故障が原因なのでしょうか?水質の問題でしょうか?あるいは自然現象なのでしょうか?
リンナイやノーリツなどのガス給湯器は、お風呂や洗面などに必要なお湯を瞬時に作ってくれる生活に欠かせない設備の一つです。冷たい水、ぬるい水は、ガス給湯器の熱交換器で設定温度のお湯に変えられ、キッチンや洗面、お風呂の蛇口から出てきます。
そのお水やお湯は透明というイメージですが、たまに白く濁ったお湯が出てくることがあります。ここでは、お湯が白く濁る原因は、リンナイやノーリツ、パーパスやパロマ、東京ガスや大阪ガスの給湯器が原因なのか?あるいは別の要因があるのかをチェックしていきましょう。
目次
白く白濁したお水やお湯は給湯器の故障?
水やお湯が濁る原因として、よく思われがちなのが、水質異常、配管異常、給湯器の故障などです。もちろん水質が悪いケース、配管内部が汚れているケース、また給湯器が関係していないとも言い切れませんが、本当にそうなのかは落ち着いて判断してみましょう。そもそも、水が白く濁る現象を多くの人は見たことがあるはずなんです。
お湯が白く濁って見えたからといって、すぐに給湯器の故障!給湯器が原因!と決めつけて、リンナイやノーリツ、パーパスやパロマ、東京ガスや大阪ガスに修理依頼をするのはやめましょう。給湯器の故障が原因でなかった場合、無駄な出張費や点検費用がかかってしまいます。
冬場の水道の蛇口からでる水・・白く見えたことありませんか?
寒い時期にカランを開けると、透明ではなく、白く濁った感じのお水が出ることがあります。お水は圧がかかると空気が溶け込みやすくなる性質があり、蛇口を閉めた状態では、配管内のお水に圧がかかっている状態になります。つまり、空気を大量に含んだお水がカランの手前でスタンバイしている状態なのです。この状態から蛇口を開けると急激に減圧され、お水に溶け込みきれなくなった空気(気泡)があふれ出して白く見えるという原理なのです。
お水(お湯)の白濁が、汚れか空気か見分ける方法
お湯が白く濁っているからといって、すぐに故障だ。修理だ。寿命だ。と判断するのはストップしてください。簡単にできるお水に濁りのセルフチェックを紹介します。セルフチェックといっても、透明のグラスに水をそそぐだけです。
水質異常、お水・お湯の汚れの場合
問題のお水やお湯を透明のグラスに入れてしばらくおいてみましょう。お水そのものが汚い(白く濁っている)場合、時間がたっても変化しません。つまり、給湯器や配管、水質など、何らかの影響を受けてお水(お湯)が白く濁っている可能性があります。
空気(泡)で白く濁っている場合
グラスに入れてしばらくおいてみましょう。空気が溶け込んでいたのであれば、やがて水(お湯)から空気が出ていき、元の透明な状態に戻ります。空気は無害なので、一度溶け込んでいても問題ありません。
カランやシャワー、浴槽のお湯(お水)が白濁していても、まずは上記内容を確認してみましょう。もしも圧と空気が影響しているだけであれば、故障ではありませんので、慌てて修理を呼んで無駄な出張費や点検費用の支払いを避けましょう。