ガス器具最大手のリンナイおよび、リンナイと業務提携を行っているガスターが製造する給湯暖房用熱源機(2003年3月~2009年10月製造分)において電装基板の回路部品が故障し、稀にお風呂の浴槽の湯温が高くなる可能性がある為、約22万台のリコール(無償点検,修理)を発表しました。(2011年2月3日)
給湯暖房用熱源機とは給湯、風呂おいだき、暖房(ガス温水床暖房など)が可能な給湯暖房システムの熱源機であり、対策部品が整う予定の2011年4月中旬以降から順次、対象の給湯暖房用熱源機の無償自主点検及び修理の実施をしていくようです。
リンナイ以外に、東京ガスや大阪ガスブランドでも販売されており、東京ガスで約5万4千台、大阪ガスでは約8万台の対象台数となっており、全国では軽度のやけどが2件確認されているようです。
各社ではリコールの対象にあてはまる場合は、点検・修理の準備ができるまでは「必ず入浴前に浴槽の湯温の確認」をして頂きたいと呼びかけています。
湯温に異常を感じられた場合や給湯リモコンに「エラーコード 032」,「エラーコード 252」が出た場合は入浴を控え、リンナイなどに連絡してほしいとのこと。
【対象機器について】
- 製造期間:2003年3月~2009年10月
- 対象台数:222,345台
【ブランド別の対象台数】
- リンナイ株式会社:55,784台
- 大阪ガス株式会社:79,832台
- 東京ガス株式会社:53,921台(ガスター製造)
- 東京ガスエネルギー株式会社:177台(ガスター製造)
- 東邦ガス株式会社:31,880台
- 北海道ガス株式会社:301台
- 株式会社INAX:450台(ガスター製造)
※「床暖房機能の無い同シリーズの給湯暖房用熱源機」および「エコジョーズ(高効率給湯器)タイプ」では、電装基板が故障して風呂ポンプがまわり続けても湯温が上昇する心配がなく、安全性には問題ないとのこと。
リコールの詳細内容や今後の点検・修理・お問い合わせなどにつきましては、リンナイなどのホームページでご確認下さい。
■ 給湯暖房用熱源機の自主点検・修理作業の実施について
http://www3.rinnai.co.jp/releases/2011/0203/index.html
リンナイホームページ:製品安全に関する大切なお知らせ:ニュースリリース(2011年2月3日)より
対象の場合、無償点検・修理開始まで少し期間がありますので、それまでは必ずお湯の温度を確認してから入浴するように気をつけて下さい!!