ガスコンロにはビルトインコンロとガステーブルコンロがあり、ガスコンロのメーカーはリンナイ、ハーマン、パロマ、東京ガス、大阪ガスなどがあります。
Siセンサーコンロとは
Siセンサーコンロとはコンロの全バーナーに温度センサー(安全センサー)を搭載した家庭用のガスコンロになります。
家庭用のガスコンロは2008年10月1日よりガスコンロの全バーナーに温度センサーを搭載するように、法律によって義務付けられました。(※業務用などの例外もあります。)
【対象のガスコンロ】
リンナイ,ハーマン,パロマ,東京ガス,東邦ガス,大阪ガス,西部ガスなど,全てのビルトインコンロ,ガステーブルコンロ等の家庭用ガスコンロが対象となります。
ではSiセンサーコンロの「S」と「i」は何を意味するのでしょうか?
「Siセンサーコンロ 「S」の意味」
- Safety‥安心機能
- Support‥便利機能
- Smile‥笑顔
「Siセンサーコンロ 「i」の意味」
- Intelligent‥賢い
【Siセンサーコンロ / 業界の自主基準】
- 調理油過熱防止装置(天ぷら油過熱防止装置)‥センサーが鍋底の温度を測っており、250℃を感知すると自動で消化する安全機能です。(※油は火種がなくても370℃付近で自然発火します。)
- 立消え安全装置‥吹きこぼれや風で炎が消えてしまった場合、生ガスが出ないようにガスを遮断する安全機能です。
- コンロ消し忘れ消化機能‥火をつけた状態でも一定時間を過ぎると自動で消化する安全機能です。(※一定時間内でも焦げつきや空焚きになると自動消化しますし、タイマーを設定をしていれば、設定時間で消化します。)
- グリル消し忘れ消化機能‥コンロバーナーと同様に一定時間で自動消化する安全機能です。(※基本的にお魚が片面焼きグリルは20分,両面焼きグリルは15分が一般的です。)
- 早切れ防止機能‥250℃付近になってもすぐには消化せず、火力を自動調整してくれる便利機能です。(※センサーが全口に搭載されたことによる早切れ・調理性悪化を防ぐ為の機能であり、弱火にしたり強火にしたりと、250℃を大きく超えないように自動で微調整してくれます。但し、弱火にしても250℃以上に温度が上がる場合は危ないとコンロが判断し、火を消してくれます。
その他の安全,便利機能
- 焦げつき消化機能‥焦げつきを感知し、自動消化する安全機能
- グリル過熱防止機能‥魚焼きグリルの庫内の温度が上がりすぎると自動消火する安全機能
- 鍋無検知機能‥お鍋をのせないと点火しない+調理中にお鍋を上げると自動で小火になり、そのまま消し忘れても一定時間で消火する安全機能
- 自動炊飯機能‥専用の炊飯鍋を使用すれば、コンロが火力,時間を自動で調整して自動で炊飯してくれる便利機能
- 湯沸かし消化機能‥お湯が沸いたら自動で消火してくれる便利機能
- 温度キープ機能‥天ぷら,ハンバーグ,炒め物など調理に合わせて160℃,180℃,200℃の設定が可能です。(※機種により温度設定幅が異なります。)
- センサー解除‥i炒め物などの高火力調理の際に通常約250℃消火のところを約290℃まで消えないようにセンサーを解除します。(※290℃を超えると自動消火します。)
- タイマー機能‥料理に合わせて消火タイマーの設定が可能です。
- オートグリル‥焼いたことのないお魚でも「姿焼き」,「切り身」,「干物」とお魚の形を選ぶだけで、グリルで自動調理が可能です。
- ダッチオーブン‥魚焼きグリルで本格的なオーブン料理が楽しめます。
ガスコンロの機種やグレードによって搭載されている機能は違いますが、少なくともSiセンサーコンロには「業界の基準1~5」が全て搭載されています。
以前のガスコンロと比較して大きく変わっていると思いませんか?
深く知れば知るほど、ガスコンロのイメージが変わってくると思います。