リンナイのガスコンロ、ハーマン(ノーリツ)のガスコンロ、パロマのガスコンロで、ガスコンロの火がつかない、ガスコンロの火が片方だけつかない、ガスコンロの火が消える、火が消えてしまう、ガスコンロの火が途中で消える、火がすぐ消える、ガスコンロの火の色が赤い、火がオレンジ色になるなど、故障原因はわからないけど、ガスコンロの故障かな?と感じるケースがあります。
リンナイ、ハーマン、パロンのガスコンロの火に異常を感じた場合、実際にガスコンロの故障かもしれませんが、ガスコンロが壊れていなくても使い方を間違えていた場合、故障かな?と思ってしまうケースも多々あります。東京ガスや大阪ガスのガスコンロの火がつかない、火が消える場合も、同じような原因が考えられます。
ガスコンロの火が途中で消える
リンナイ、ハーマン、パロマなど、メーカーに関わらず、ガスコンロで多い故障の一つが、『ガスコンロの火が途中で消える』です。但し、ガスコンロの故障の場合もありますが、使い方の間違いや取扱説明書には明記されている故障ではない事象であるケースも多々あります。まずはセルフチェックをしてみましょう。
☑ お鍋が変形していませんか?
→ お鍋変形しているとセンサーが誤検知する可能性ある
☑ お鍋の材質は適していますか?
→ お鍋の種類によって安全センサーが働く場合がある
☑ お鍋の底に汚れや食材などがついていませんか?
→ 焦げ付き消火が働く可能性あり
☑ ガスコンロのバーナがキッチリとセットされていますか?
→ お手入れ後の際のガスコンロバーナーの誤セットが多い
☑ ガスコンロの鍋なし検知機能が作動
→ 鍋なし検知機能搭載のガスコンロでは、お鍋を離したまま1分経過すると自動消火する
☑ ガス栓は全開状態ですか?
→ ガスが供給が不安定だと火がつかなかったり消える
☑ ガスコンロの魚焼きグリルの庫内温度が上がっていませんか?
→連続焼き、センサーが働いた場合は冷却が必要
☑ ガスコンロの煮込み料理などで長時間使用していませんか?
→ ガスコンロの消し忘れ防止機能が働いた可能性あり
☑ 大きな地震がなかったか?
→ マイコンメーターでガスが遮断されている可能性がある
✔ 油の量は適切ですか?
✔ 停電していませんか?(100V電源仕様のガスコンロの場合)
✔ タイマー調理で時間が経過していませんか?
ガスコンロの火が片方だけつかない(ひとつだけつかない)
ガスコンロの火がつかない故障でも、片方だけつかない場合も複数原因が考えられますが、電池消耗の可能性は低いです。電池切れであれば、全てのバーナーがつきにくくなるからです。こちらもリンナイ、ハーマン、パロマなどに共通して考えられる可能性チェックしてみましょう。
☑ ガスコンロの火がつかないのはよく使うバーナーではないですか?
→ ガスコンロの片方のバーナーばかり使用してると、寿命も早くなり、バーナーそのものが傷んでいる可能性があります。
☑ ガスコンロの火がつかないのは全く使わないバーナーではないですか?
→ ガスコンロも機械です。車に長期間乗らないとバッテリーがあがるように、ガスコンロも定期的に使用してあげなければ、使わなさ過ぎて『火がつかない』ケースもあります。
☑ ガスコンロのバーナがキッチリとセットされていますか?
→ お手入れ後の際に片側だけ誤セットされている可能性がある。
☑ ガスコンロのバーナーが水で濡れていませんか?
→ お手入れや吹きこぼれなどで、片側だけ濡れている可能性がある。
☑ ガスコンロの火がつかない側のバーナーはお手入れされていますか?
→ 油汚れなどがたまっている場合、ガスコンロの火がつきにくい場合があります。
◆火がつかない「診断チャート付き」解説記事 ⇒ ガスコンロがつかない時の解決方法
ガスコンロの火の状態がおかしい
ガスコンロの火はついているけれども、火の状態がいつもと違う、火が小さい、火力がおかしい、火の色がおかしいなど、違和感を感じるケースもあるかと思います。ガスコンロの火が安定しない場合は、以下のセルフチェックをしてみましょう。
☑ ガスコンロのバーナー部分が水で濡れていないか?
→ ガスコンロバーナー部分が濡れていると火がつかないケースが多い
☑ ガスコンロのバーナ部分が油や汚れなどで詰まっていないか?
→ 定期的にブラシ等で掃除が必要
☑ ガスコンロのバーナがキッチリとセットされているか?
→ お手入れの際の誤セットが多い
☑ アルミのしる受けなど使用していませんか?
→ ガスコンロの点火不良の原因になる場合がある
✔ 窓が開いていると風の影響を受けている可能性がある
✔ 火力調整時に瞬間的に炎が黄色くなるのは故障ではない
✔ 加湿器を使用しているとカルシウムの影響を受け、炎が赤くなる場合がある
✔ グリル使用時に、焼き物の種類によって塩分などが燃え、コンロバーナーの炎が赤くなる場合がある
ガスコンロの火が赤い・オレンジになる
ガスコンロの火が赤い、火がオレンジ色になっている場合、不完全燃焼を起こしている可能性があります。汚れやバーナーの誤セット、ガスコンロ部品の故障なども考えられます。
☑ バーナー部分が水で濡れていないか?
→ 濡れているとの上手く火が燃焼せず、火力や火の色がおかしくなる場合がある
☑ バーナ部分が油や汚れなどで詰まっていないか?
→ 定期的にブラシ等で掃除が必要
☑ バーナがキッチリとセットされているか?
→ お手入れの際の誤セットが多い
以上のセルフチェックで解決しない場合、取扱説明書を確認頂くか、コールセンターに問い合わせてみましょう。その際、お使いのガスコンロのブランド(リンナイ、ハーマン、ノーリツ、パロマ、東京ガス、大阪ガスなど)とガスコンロの型番を確認しておきましょう。